聖せい書しょには「エホバは潔けっ白ぱくに歩あゆむ人ひとに良よいものを出だし惜おしみしません」と書かいてあります。（詩し編へん 84:11）「潔けっ白ぱくに歩あゆむ」とはどういうことでしょうか。献けん身しんした時ときのエホバとの約やく束そくを守まもって生いきる，ということです。（伝でん道どうの書しょ 5:4，5）バプテスマの後あともエホバとの約やく束そくを守まもるにはどうしたらいいですか。

この記き事じでは

•  問もん題だいがあっても諦あきらめない

•  誘ゆう惑わくに負まけない

•  やる気きを持もち続つづける

 聖せい書しょの言こと葉ば 「私わたしたちは，多おおくの苦く難なんを経けい験けんして神かみの王おう国こくに入はいらなければなりません」。（使し徒と 14:22）

 つまり… クリスチャンはみんないろいろな問もん題だいを経けい験けんします。ばかにされる，反はん対たいを受うけるなど，クリスチャンになったので経けい験けんする問もん題だいもあります。また，お金かねに困こまったり病びょう気きになったりなど，全すべての人ひとがぶつかる問もん題だいもあります。

 ありがちなこと 思おもいがけない問もん題だいにぶつかることもあります。聖せい書しょは，クリスチャンでもクリスチャンでなくても悪わるいことが起おきることがあると言いっています。（伝でん道どうの書しょ 9:11）

 できること 問もん題だいが起おきた時ときのために前まえもって心こころの準じゅん備びをしておきます。問もん題だいにぶつかったら，エホバに頼たよって信しん仰こうを強つよめるチャンスと考かんがえましょう。（ヤコブ 1:2，3）大たい変へんなことを乗のり越こえた後あとには，パウロと同おなじような気き持もちになるでしょう。パウロはこう言いいました。「力ちからを与あたえてくださる方かたのおかげで，私わたしは強つよくなり，どんなことも乗のり越こえられます」。（フィリピ 4:13）

 ヒント ヨセフについて調しらべてみましょう。ヨセフについては創そう世せい記き 37章しょうと39-41章しょうに書かかれています。ヨセフは思おもってもみなかったどんな問もん題だいにぶつかりましたか。その時ときどうしましたか。エホバはどのように助たすけてくれましたか。

 こんな情じょう報ほうも

•   記き事じ

   「すごく悲かなしいことがあったら……」

   「へこまない人ひとになるには？」

   「変へん化かが生しょうじたら」

•   ワークシート

   「親おやが病びょう気きになったとき」

 聖せい書しょの言こと葉ば 「人ひとはそれぞれ，自じ分ぶんの欲よく望ぼうに引ひかれて惑まどわされることにより，試ためされるのです」。（ヤコブ 1:14）

 つまり… 誰だれでも，どうしても何なにかをしたいという欲よく望ぼうに駆かられることがあります。そういう気き持もちを抑おさえないと悪わるいことをしてしまうかもしれません。

 ありがちなこと バプテスマの後あとも「罪つみ深ぶかい欲よく望ぼう」を感かんじることがあります。（ペテロ第だい二に 2:18）結けっ婚こん前まえのセックスに魅み力りょくを感かんじることもあるかもしれません。

 できること 誘ゆう惑わくされる前まえに正ただしいことを行おこなう気き持もちを固かためておきましょう。そうすれば欲よく望ぼうに負まけてしまうことはないでしょう。イエスのこの言こと葉ばが役やく立だちます。「誰だれも2人ふたりの主しゅ人じんの奴ど隷れいにはなれません」。（マタイ 6:24）誰だれを主しゅ人じんにするかは自じ分ぶんで選えらべるということです。エホバを自じ分ぶんの主しゅ人じんにするなら，どんなに強つよい欲よく望ぼうを感かんじても正ただしい道みちを選えらぶことができます。（ガラテア 5:16）

 ヒント 自じ分ぶんの良よいところと弱よわいところを知しっておくようにします。自じ分ぶんの良よいところを伸のばしてくれる人ひとを友とも達だちにしましょう。悪わるいことをしたくなるような場ば所しょや状じょう況きょうを避さけましょう。悪わるいことをするように誘さそってくる友とも達だちにも注ちゅう意いします。（詩し編へん 26:4，5）

 こんな情じょう報ほうも

•   記き事じ

   「誘ゆう惑わくに負まけそうになったら」

   「性せいのことで頭あたまがいっぱいになってしまいます」

   「仲なか間まの圧あつ力りょくに負まけないために」

   「エホバの考かんがえを自じ分ぶんのものにしていますか」

 聖せい書しょの言こと葉ば 「勤きん勉べんさを示しめし続つづけて……怠なまけたり[しないで]ほしいのです」。（ヘブライ 6:11，12）

 つまり… 一いっ生しょう懸けん命めいに努ど力りょくするなら，ペースダウンしたり怠なまけたりすることはありません。

 ありがちなこと バプテスマを受うけたばかりの頃ころは，やる気きいっぱいでエホバへの感かん謝しゃであふれていたはずです。でもしばらくすると，エホバにいつも従したがうことが難むずかしく思おもえてきて，やる気きがだんだんなくなっていくかもしれません。（ガラテア 5:7）

 できること やる気きがなかなか出でない時ときも正ただしいことを行おこない続つづけましょう。（コリント第だい一いち 9:27）エホバと親したしくなるために，エホバについてもっと学まなび，よく祈いのるようにします。また，エホバを愛あいする人ひとたちともっと仲なか良よくなるようにしましょう。

 ヒント エホバはあなたを愛あいしていて，助たすけてあげたいと思おもっています。やる気きをなくすことがあっても，エホバは見み限かぎったりはしません。聖せい書しょにこう書かかれています。「神かみは疲つかれた人ひとに力ちからを与あたえ，弱よわった人ひとにみなぎる活かつ力りょくを与あたえる」。（イザヤ 40:29）エホバはやる気きを取とり戻もどそうと頑がん張ばるあなたを祝しゅく福ふくしてくれます。

 こんな情じょう報ほうも

•   記き事じ

   「若わかい皆みなさん 『自じ分ぶんの救すくいを達たっ成せいしてゆきなさい』」

   「どうすれば楽たのしく神かみに仕つかえられるだろう」

•   動どう画が

   「若わか者もののコメント 最さい高こうの生いき方かた」

 ポイント 献けん身しんした時ときの約やく束そくを守まもり続つづけるなら，エホバは喜よろこんでくれます。（格かく言げん 27:11）何なにがあっても仕つかえ続つづけるあなたはエホバにとって大たい切せつな存そん在ざいです。ですから，サタンに立たち向むかうための力ちからを必かならず与あたえてくれます。