配はい偶ぐう者しゃに裏うら切ぎられると，人じん生せいがすっかり変かわってしまいます。もちろん，配はい偶ぐう者しゃを許ゆるし，再ふたたびやっていけることもあります。 * それでも，裏うら切ぎられた側がわは深ふかい苦くるしみを味あじわいます。そんなとき，どうすればいいでしょうか。

心しん痛つうを味あじわった多おおくの人ひとは，聖せい書しょの言こと葉ばに慰なぐさめられました。つらい気き持もちを神かみ様さまが分わかってくれることに気き付づいたのです。（マラキ 2:13-16）

「心しん配ぱい事ごとで圧あっ倒とうされそうな時とき，あなたは私わたしを安あん心しんさせ，落おち着つかせてくださった」。詩し編へん 94:19

「この言こと葉ばを読よんで，エホバ神かみが優やさしい父ちち親おやのように私わたしを慰なぐさめてくれていると思おもいました」とビルは当とう時じを振ふり返かえります。

「あなたは，揺ゆるぎない愛あいを示しめす人ひとに，揺ゆるぎない愛あいを示しめす」。詩し編へん 18:25

何なんカ月げつも夫おっとが不ふ倫りんをしていたカルメンはこう言いいます。「夫おっとは裏うら切ぎりましたが，エホバは裏うら切ぎりません。エホバが私わたしをがっかりさせることは絶ぜっ対たいにありません」。

「何なにも心しん配ぱいせず，いつでも祈いのり，祈き願がんを捧ささげ，……願ねがいを神かみに知しっていただくようにしましょう。そうすれば，神かみからの平へい和わが……皆みなさんの心こころ……を守まもります。その平へい和わは人にん間げんの理り解かいをはるかに超こえています」。フィリピ 4:6，7

サーシャはこう言いいます。「この言こと葉ばを何なん度ども何なん度ども読よみ返かえしました。祈いのれば祈いのるほど，穏おだやかな気き持もちになりました」。

この人ひとたちは心こころが折おれそうになりましたが，エホバ神かみを信しん頼らいし，聖せい書しょの言こと葉ばから力ちからをもらいました。ビルはこう語かたります。「全すべてを失うしなったように感かんじましたが，神かみ様さまに心こころを向むけることで前まえに進すすむ力ちからが湧わいてきました。『深ふかい陰かげが覆おおう谷たに』を歩あるいているように感かんじた時ときも，神かみ様さまが共ともにいてくれました」。（詩し編へん 23:4）